【明かされる北朝鮮サイバー攻撃】バングラの銀行から90億円超を盗む

【明かされる北朝鮮サイバー攻撃】バングラの銀行から90億円超を盗む

米情報セキュリティー会社・シマンテックは、北朝鮮がバングラデシュの中央銀行にサイバー攻撃を仕掛け92億円以上を盗んでいたとの報告を明らかにした。

遡ること2014年、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長暗殺計画を描いた映画を制作したソニーの米映画子会社「ソニー・ピクチャーズエンタテイメント」に対してサイバー攻撃を仕掛けた「Lazarus(ラザルス)」と呼ばれるハッカー集団。
この件に関して米連邦捜査局(FBI)がすでに北朝鮮の指示による犯行だと断定しており、情報機関の偵察総局が関与したと目されている。

これにより北朝鮮とラザルスの関係は表面化され、今年5月、身代金要求型ウイルス「ワナクライ(WannaCry)」が世界150カ国以上、30万台のコンピューターを脅かしたサイバー攻撃においても、北朝鮮の仕業だったことを示す証拠が増えつつある。



そもそも、膨大な費用の掛かる核実験やミサイル発射実験。それを各国からの制裁を受けている現状でも強行できる資金や技術力はどこにあるのかという疑問は兼ねてから存在していた。

(以下Wikipediaより引用)
北朝鮮が本格的に核開発に取り組んだのは朝鮮戦争休戦後とされる。具体的には1956年3月と9月、旧ソ連との間に原子力開発に関する基本合意を行い、数人の科学者を旧ソ連のドゥブナ核研究所に派遣した。また、小規模の実験用原子炉であるIRT-2000研究用原子炉の供与を受け、寧辺に建設された。旧ソ連は、原子力の協力は平和利用に限定されるべきとの立場を崩さなかった。しかし北朝鮮はあくまで核兵器を持つことに執着し、1964年に原子爆弾を保有した中国に支援を要請したが、拒否されたとされる。

この後も核開発計画は放棄されることはなく、東側諸国の政府関係者の証言および、1982年以降、アメリカの偵察衛星が撮影し続けた写真の分析から、寧辺に新たな原子炉が建設されていることが判明した。アメリカは当時のソビエト連邦に対して北朝鮮が核拡散防止条約に加盟するように働きかけた。結果として北朝鮮はNPTに加盟することになり国際原子力機関 (IAEA) の監視下に置かれたが、その後も核開発計画を進行させている疑惑がくすぶり続けた。そして1986年3月、寧辺を撮影した衛星写真が、幾つかの円筒状のクレーターを撮影するに至り、これは高性能爆発実験の痕跡と判明し、原爆開発の計画を進めているとされる証拠となった。その後、寧辺や泰川に大型黒鉛減速炉が建設されていく様子が偵察衛星から判明し、徐々に国際問題化していくことになった。

これらを総合すると、北朝鮮による無秩序で一貫性のないハッカー攻撃は、今後も続くだろうことが予想される。なぜなら、攻撃が“成果”をあげているからだ。「彼らが極めて攻撃的なのは、犯人特定が難しく、彼らが窮地に陥っており、規範やタブーにとらわれていないからです」とFireEyeのハルトクイストは言う。

核実験、いずれにしろ、極めて危険な存在なのです」